みなさま、ドラムスティックは何を使っていますか?
これからドラムを始めようとしている人がまず最初に買うべきもの、それはドラムスティックですね!
打楽器奏者の方であれば、コンガやジャンベなどのハンドパーカッションでは必要ないかもしれませんが、カウベルやティンバレスのビーターとしても使えますし、あって損はないと思います。
■どのメーカーがいいの?
日本の有名楽器メーカー、PearlやTAMA(星野楽器)を始め、ドラムスティックを製造しているメーカーはたくさんあります。
PearlとTAMAのスティックはリハーサルスタジオでも大体売っていますし、楽器屋さんに行くとたくさんのドラムスティックが売っていることがわかると思います。
楽器屋さんのスティック売り場の前にはたいてい練習パッドが置いてあり、試しに振ったり叩いてみたりすることができますが、どれも同じような感じで違いがわからん……。そう思われている方ももしかしたらいるかもしれません。これからドラムを始めようとしている方ならなおさらですよね。
シグネチャーモデルなんかもあるので、好きなバンドのドラマーさんのシグネチャーモデルを探してみるのもいいかもしれません。バンドリのシグネチャーモデルとかもあります。
■材質はどれいいの?
材質によっても違いますし、柔らかいメイプル材、硬いオーク材、その中間のヒッコリー材の3種類が現在主流でしょうか。これ以外にもあると思います。カーボンとか。チップがナイロン(樹脂)とか。
個人的には木材のスティックが一番演奏しやすいと思いますね。初めてなら、硬さは中間のヒッコリーがよいと思います。
■太さはどれがいいの?
太さは5Aか5B7Aあたりが一般的ですね。標準が5Aだとして、どっしりとした演奏をしたいなら太めの5B、速い曲を叩きたいなら7Aといった感じで使い分けていたこともありますが、曲によって太さを変えるのも面倒なのでいろいろ試してみて好きな太さでいいと思います。
■結局どれがおすすめなの?
そこで、今回は私がずっと使っているおすすめのドラムスティックを紹介します。
アメリカのドラムスティックメーカー、ProMarkです!
ProMarkには「SELECT BALANCE」といって、テーパー(スティックの真ん中から先端までの細くなっている部分。ショルダーと言うこともあります)の細さ・長さで重心のバランスが異なる2種類のモデルがあります。
テーパーが短く重心が先端寄りの「FORWARD BALANCE」とテーパーが長く重心がグリップ寄りの「REBOUND BALANCE」があります。
私は以前はFORWARDを使っていましたが、最近はREBOUNDのほうが好きでREBOUNDを使っていますね。これは好みだと思うので、ぜひ2種類とも買って使いやすい方を使ってみてください。
「SELECT BALANCE」ではない「Classic」というのもあります。
他にもProMarkの特徴として、「ActiveGrip」と「FIREGRAIN」というシリーズがあります。
「ActiveGrip」は手の熱で滑り止め効果が発生するコーティングがされたスティックで、私はよく使っています。これが大変素晴らしいのでおすすめです。
黒色が主流でしたが、クリアが出てからはクリアしか買っていないです。普通のスティックと比べてオレンジっぽい見た目が良いですね。
「FIREGRAIN」はスティックに焼き入れを行うことで耐久性を上げたモデルです。古の日本建築の技術ですね。とにかく折れない、割れない。
という2種類の特徴的なシリーズがあるのですが、ここで誰もが考えることがあります。それは2つを合体させることはできないのか? と。
あります。ActiveGripのコーティングがされたFIREGRAINが。
CLAUS HESSLER ActiveGrip Clear FireGrain Hickory Drumstick TXCHW-FG-AGC
ドイツのドラマー、CLAUS HESSLER氏のシグネチャーモデルです。最強ですね。
ProMarkは地球の環境保全活動に力を入れていまして、木材を1本使うごとに木の苗を5本植林しています。
というのが以前はProMarkのウェブサイトに掲載されていたと思うのですが、最近見たらなくなっています。やめちゃったのかな……。
もしくは木を植えすぎたのかもしれませんね。地球よ、緑になれ。
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